既に疑問を持たれたかもしれませんが、先程の図からもし更に進んで
下図のようになったらどうでしょうか。
この図では黒の地が33目、白の地は7目です。
実は、このようなことが起きないように、もう一つ重要なルールが
あります。相手の石の上下左右を自分の石で囲めば、囲んだ石を取る
ことが出来ます。
左上の図で、黒□は白△の3子(上下と右)を囲まれています。
次に白がAに打つと、黒□は上下左右の全てを白に囲まれてしまい
ます。
右の図は実際に白がBにあった黒の一目を取った状態を示してい
ます。
取った相手の石の数は自分の地の数に加えることができます。
ところで、取られる運命にある石は取らなくても取られたとみな
して終局となります。例えば、右上の図で白の地の中に一個だけ
ある黒□は取られたとみなされます。
勘のいい人なら気付いたと思いますが、右の図の白の地は27目
のまま変わってはいないのです。