2020/1/16
M31渦巻銀河「アンドロメダ大銀河」
M32楕円銀河
M110楕円銀河
M31は銀河系の外にある天体としては比較的近くにあるため、非常に大きく見えます。
大きさだけなら満月の6倍(約3°)で、暗い空では肉眼でも何かあるのがわかります。
M31 全体を観察する場合は双眼鏡など低倍率の方が適しています。
条件がよい場所で大口径の望遠鏡で拡大すると、暗黒帯を観察することもできます。
M32とM110はいずれもM31の伴銀河です。
望遠鏡で眼視するとM31 は中心付近しか見えないと思います。このため、
M32 はM31 からは少し離れているように見えます。
また、M110はM31からかなり離れているように見えます。
M31の導入方法
市街地でも見えるM31 に最も近い星はアンドロメダ座のミラクです。ミラクはアンドロメダ座
で三個の2等星が並んでいるうちの真ん中の星です。ミラクをファインダに導入すると同じ
視野に4等星が一個見えます。(視野が狭い場合は少し動かして周囲を探す必要があります。)
4等星と同じ視野には5等星が一個見える筈です。
ファインダでは、4等星や5等星であっても他の星よりも明るく、はっきりと見えます。
この5等星と同じ視野に、広がりのある淡い光芒としてM31 が見えます。
適切な倍率ではM32 とM110が、M31 と同じ視野に小さな光芒として見える筈です。