2020/12/28

M1超新星の痕跡

 

この天体は平安時代に起きた超新星爆発の痕跡と言われています。

フィラメント構造が赤い蟹の足に見えることから、かに星雲とも呼ばれています。

 

M1の導入方法

M1はおうし座の角に当たる3等星の近傍にあるため、この星を起点として導入します。

おうし座にある2本の角の内、ぎょしゃ座と共通の星エルトナの方が明るく目立つため、

こちらに目がいきやすいのですが、暗い方の星を探します。

空が明るい場所では3等星でも見辛いかもしれませんが、おうし座周辺にはオリオン座や

ぎょしゃ座など比較的明るい星で形成された星座があるため、この3等星を特定するのは

難しくないと思います。

まず、この3等星をファインダーに導入します。

この3等星の近傍には6〜8等星の星がいくつかあり、これらの星の位置を手掛かりに、

M1の場所を特定できます。

8等星は見えないかもしれませんが、6等星だけでも主鏡に導入することは可能です。

 

M1の位置

 

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