オートガイダー構成検討・・・(戻る)
ガイド用カメラ
比較的高性能で入手が容易な、ZWO社のASI290MM Miniがよさそうです。
(カメラ比較例参照)
ボードコンピュータ
ボードコンピュータ(PC)は掌サイズでもオートガイダーとしては十分な
性能です。類似製品でスティックコンピュータも選択可能です。
おそらく、Raspberry Pi(ラズベリーパイ:RasPi)が最も有名なボード
PCです。今回は、これを使うことにしました。これにSDカードを入れて使
います。
Raspberry Pi基本性能(超高性能です。初めて買ったPCと比較)
機種名 |
Rapsberry Pi 3 Model B |
PC-9801FS2 |
|
CPU |
Broadcom BCM2837 |
i386SX |
|
1.2GHz 64-bit quad-core ARMv8 |
0.02GHz 16-bit single-core |
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メモリ |
1GB |
1.6MB(0.0016GB) |
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接続コネクター |
USB |
USB2.0 Standard A コネクター x4 |
なし。代替機能:Serial/Pararel各1 |
有線LAN |
RJ-45 x1:IEEE802.3i(10BASE-T) |
なし。 |
|
その他 |
HDMI x1(出力) |
なし。 |
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microSDカードスロットx1 → 8GB〜 |
なし。代替機能:SCSI → 250MB HDD |
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3.5mmジャック(オーディオ/コンポジット出力) |
3.5mmジャック(FM3音/SSG3音出力) |
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Camera interface (CSI) |
なし |
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Display interface (DSI) |
Display interface (アナログRGB出力) |
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40ピンGPIO |
なし。代替機能:拡張スロット |
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Bluetooth |
Bluetooth®V4.1、Bluetooth Low Energy |
なし |
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無線LAN |
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) |
なし |
|
電源定格 |
DC 5V |
AC 100V |
|
消費電流 |
1.3A(Typ) → 6.5(W) |
30W(Typ) |
|
※USBポート、GPIOへの出力値は含まず。 |
※拡張機能含まず。 |
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外形寸法 |
約86(W) x 57(D) x 17(H) mm |
約(W)380 x (D)335 x (H)150mm |
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質量(本体のみ) |
約45g |
約9400g |
OS・アプリ
RasPi専用ともいえるRaspbian (Linux系Debian派生OS)を使うのが一般
的なようです。これにLinguiderというアプリをインストールすれば行け
そうでした。
しかし、実際にやってみてわかったのですが、LinguiderはASIカメラの
ライブラリが限定的で、2018.11.20時点で、殆どのカメラが認識されない
ようです。
最終的には、Ubuntu Mate(ウブントゥメイト:Linux系Debian派生OS)に
PHD2というアプリをインストールすることになりました。これでもASI社
のカメラは認識されませんでしたが、INDIというアプリ用のライブラリを
入れることでカメラが認識されました。
INDIに関しても別途、書いてみようと思いますが、INDIのHPにはPHD2を
インプリできるような記述が見受けられます。
構成まとめ
ボードPC:Rapsberry Pi 3 Model B
SDカード:東芝ExCeria16GB(Net上にRasPiでの動作実績あり)
OS :Ubuntu Mate
アプリ :PHD2
Lib :INDI
ガイド鏡 :撮影対象次第。とりあえず、焦点距離240mm
この他、普段はPCで使っているUSBキーボートとマウス、HDMI付のテレビ
をディスプレイ代わりに使ってセットアップを行います。また、LAN環境
とOSダウンロード及び書込みにPCが必要です。