石の下 (その2)
左下の図で白□の4子はアタリになっていますが、慌ててAに打って
4子を助けようとすると、右下の図になります。実は、右下の図で黒
からAに打たれると、白はBの目がなくなってしまうため、白石全て
が死んでしまいます。
左上では、Bに打つのがよい手になります。
白□の4子も、「石の下」と呼ばれていて、これを黒に取られても、
その空間を利用して、白は黒を取り返すことができます。
実際に黒が白の4子を取った後には下の図の形になります。
この図をみると、白からAに打った一目を黒からは一手で取ることがで
きない形になっているのがわかると思います。
また、黒□が白の石にぴったりくっついた形になっています。
この結果、黒□の2子は白に取られてしまうのです。
(続き)