2019/06/12
月にまつわる文化
月の特徴
月には模様があって満ち欠けを繰り返す特別な存在です。その
ような月を見て、人類は昔からいろんな想像をしてきました。
望月と三日月
朔望:月の満ち欠け
月の模様は何にみえるかな?
日本では、餅をついているうさぎがいるといわれていますが、
国や地域によって、大きなはさみを持ったかに、本を読む女性
などともいわれています。
神秘的な力
他の星よりも大きくて姿を変える月に、昔の人達は何か神秘的
な力を感じていたようです。
例えば、月には不死の力があるという伝説は世界中に存在して
います。月は満月になると次の日からはどんどん欠けて小さく
なって消えてしまいますが、三日月となって復活してから再び
満月になるようすをみて月に不死の力を感じたようです。
大きさが変わる月に生命を感じ、満月のときに生命力は最高潮
に達すると考えました。
特に旧暦の8月15日の月を中秋の名月と呼んで「お月見」を
する風習は今でも続いています。このとき、ただ月を見るだけ
ではなく、農作物の実りに感謝してお団子をお供えするなど、
お月見は神事として行われています。
満月の光にも特別な力があると考えていたようです。その光を
浴びると狼に変身する狼男の話を聞いたことはありませんか?
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